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技術のこと以外を書くブログ

地域SNS

ICTを活用した地域活性化施策

ICTを活用した政策はどうでしょうか?総務省は、8月30日、「平成20年度総務省重点政策」を発表しました。その柱の一つに元気のある地域づくりが掲げられています。その概要は、

・ 地域が活力をもち、新たな時代に対応した「魅力のある地域」に生まれ変わるよう、安心できる社会の構築を図るとともに、地域活性化のための支援を行う。

・ 地域において、誰もがICTを活用できる環境を整備し、地域の活性化や各課題の解決を図るため、「ユビキタス・コミュニティ構想」などを推進する。


地域活性化に向けてICTやWebを活用していく取り組みは重要です。ここでは、主にWeb2.0を活用した地域活性化のあり方を考えていきたいと思います。

まず第一弾は、地域SNSです。

地域SNSはよりオープンに

地域SNSの議論をするときがたまにあるのですが、地域SNSに疑問を投げかける人もいます。そして多くのはてなブックマークを集めている記事が、「行政主導型の地域SNSに感じた「小さな引っかかり」(IT Pro 2007/06/13)」です。行政主導の地域SNSに閉鎖的な空間が作られているという指摘をしています。

平成19年8月31日、神戸で「地域SNS全国フォーラム 〜地域SNSが、地域を変える、社会を変える〜」が開催されました。全国各地から約五百人が参加し、“コミュニティ活性化”や“地域間交流”そして“地域通貨との交流”が分科会等で議論されました【関連記事:神戸新聞】。特に地域交流について議論されているのは注目すべき点です。


地域2.0と地域活性化(1) --地域SNSは普及していくのか? - 『ビジネス2.0』の視点 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]
http://blogs.itmedia.co.jp/business20/2007/09/201_sns_7f0d.html


地域という単語がどこらへんを差しているのかわからないので、なにか違和感があるなあ思った。

濃密なコミュニケーションからデメリットを受ける側からすれば「コミュニケーションの希薄化」は大きなメリットということだ。昔はよかった的な感じで聞く「濃密なコミュニケーション」はデメリットが大きく(特にその場での弱者へのデメリットが大きく)、現在の「希薄なコミュニケーション」はそのデメリットを回避するために発展してきたのだと思う。

その発展段階で生まれた「コミュニケーションの希薄化」のデメリットを回避したいなら、別の形で再構築する必要があるとおもう。それがどのような形がいいかは模索しなきゃ分かんないけども、現状ではいやらしい言葉でいえばトータルで「win-win」型のコミュニケーションが望まれているだろうし、おそらくそちらの方向に進んでいるだろうと思われる。

もちろん「win-win」ってのは経済的な、金銭的な話ではなく、例えば精神的にといった感じ。誰かが別の誰かに一方的に負担をかけるような昔の形のコミュニケーションは(部分的には可能でも、例えば直系の血縁とか)基本的にはもう無理でしょうよ。

ただこの「win-win」型のコミュニケーションは結局そのまま経済面にも反映されてきて、階層の固定化を進める形になりかねないというデメリットがありそう。直接は金銭的な関係ではなく精神的な関係であっても、そこには趣味であったり教育であったり、あるいは金銭感覚であったり、そういったものが反映されてくるわけで。趣味や教育や金銭感覚もろもろそういったものは(どの程度影響を受けるかは個人差がもちろんあるものの)生まれ育った家の経済状態の影響が少なくないと思われるので。

strange - コミュニケーションの発展
http://d.hatena.ne.jp/strange/20070904#p3

実際、地方でSNSが流行るとしたら、そういう階層固定化の傾向を加速させるようなものなんじゃないか

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